2008年11月16日日曜日

Rockaway





この数回の週末はMontaukとかNew JerseyのSandy Hookなどの有名な釣り場に行って来たが、まるで駄目だった。あまりに釣れないので遠出をして有名釣り場にいちるの望みを託したともいえるが、これだけ釣れないと自分も周囲も納得させられる海釣りに行く理由ずけを考えなければならないのかな、などと思ってしまう。20回以上行って1~2匹釣れただけでは、あまりに非生産的だ。色々工夫して、より釣れる様に成ることが釣りの面白さの一つだけれど、あまりにも釣れないと経験を蓄積しようもない。誰かBlogに「岸からのソルトウオーター・フライフィッシングは不毛」と書いていたが、そのとうりではないか。或いはアメリカ人がSalt Water Fly Fishingと言うところを好んでSalt Water Fly Roddingと言う訳は、ここにあるのかと突っ込みたくなる(自分も使っているが)。
ということで先週末は何時も行ってる近くの海Rockawayに行くことにした。満潮が8~9時だったので早朝だけチョコっと釣ることにした。2~3時間釣るだけなら釣れなくとも徒労感は軽くて済む。
Rockawayは東西に細長い半島で内側にJamaica湾を抱えていて、湾のどんずまりにはJFK 国際空港が在る。細いので半島の大西洋側を釣ったり湾側を釣ったりと簡単に行き来できる。
土曜は大西洋側をチェックして風が真正面で波も高いので湾側を釣ることにした。
湾側では滅多に観ない事だけれど海鳥が群れ飛び水面の餌を拾っている。鵜の様な水鳥が何匹も泳いでいて、これは人をあまり怖れず私が釣りをしている直ぐ脇に依ってきて小魚を取ったりしている。小さな細い魚を捕まえているので私がその時投げていたクルーザーミノーの7~8cmサイズと似ていると言えば似ている。この様な鳥たちを観て期待を抱いたが、そのとうりに成った。小型のストライプを3匹釣り幾つかをバラシた。
釣りを始めて水面でたまに何かがポチャリと跳ねたりする。最初は水鳥かと思っていたが、これがストライプだった。ほんとに直ぐ近くで跳ねたりする。まるでトラウト釣りで、そこに投げると大抵アタリがきた。
雨が降ってきたので9時前に切り上げた。
次の日曜、柳の下の泥鰌を狙って、また同じ場所へ早朝に行った。
この日は湾に向かうと左手からの風で強風と言ってよかった。竿を立てるとブンブンあおられて、キャスティングするとラインが吹き飛ばされて右手に素っ飛んで行くという有り様だった。しかしこの悪条件でも4匹釣り、最初の2匹は殆ど入れ食いだった。
強風によって湾には珍しく白波が立ち、小魚が岸近くに打ち寄せられているらしく、ストライプは岸近くで釣れるので遠投の必要などなかった。
風が益々強くなり竿を振るのも困難になってきたので、まだまだ釣れそうだったが8時半過ぎに引き揚げた。
前日、何匹もバラシたので、この日は〈がまかつ〉のハイカーボンスチールの1/0の細くて鋭い針を使い4cm位いの小さいクルーザーミノーを作ってきた。案の定バレも無く、中には咽の奥まで飲み込んでいたストライプもいた。

2008年11月6日木曜日

New Fly




11月になるとLong Islandの東端Montaukに鰊の群れが現れる。それで先回のMontauk行きの前にTMCの8/0の大型針を買い鰊のフライを作った。長さ23cmありマテリアルをやたらに使う高価なフライが出来上がった。大きいので、ほんとに投げられるか心配になった。結局、出番は無かったが。
ついでにこの大型針で何時ものフライを作ってみたが非常に感じの好いフライになった。ヘビーワイヤーで重く、針先を上にしたパターンで重心が下になり水中で安定した姿勢を保ってくれる。ワイドギャップで体高の有る魚体を作り安く、針先にマテリアルが被さってもフッキングの性能をあまり落とさない。何より作るのが比較的簡単なのが好い。Montaukでは随分フライを壊したり失った。実は次の日にも近くの海に行きフライが無いので古い使わなくなっていたフライを持ち出さなければ成らなかった。簡単に作れて見た目も様に成っているのが気に入った。

2008年11月5日水曜日

Montauk Blitz



先週末、今年2回目のMontaukへ行って来た。朝5時半に起きて早朝の高速を飛ばしたので2時間半で到着することが出来た。日中は渋滞があり3時間以上かかってしまう。
秋晴れになり、風は追い風か、左手からの絶好のFly Rodding 日和りになった。というわけで、たっぷり1日中フライロッドを振ったがヒットは無かった。釣り人は沢山いたけれども近くにいたルアーマンが1匹釣ったのを見たきりだった。
遠く沖合いで無数の海鳥達が渦巻きの様に海面近くを舞っているのが一日中見えた。ストライプやブルー達が小魚を水面まで追い詰めて食い散らかしているので、海鳥達はお余りの肉片を狙っているのだ。夕方になると鳥の羽が夕日に輝いて火の粉が飛んでいる様にみえた。
この大屠殺劇が岸に近づいてくれれば釣り人にとって夢の時間が訪れることになるのだが、遂に来てくれなかった。



2008年10月24日金曜日

First Striper


よ う や く 今 シ ー ズ ン 初 の ス ト ラ イ プ を 釣 っ た! 仕 事 の 終 わ っ た 木 曜 日 の 夕 方 、 よ い 天 気 で 風 も 弱 い 絶 好 の 釣 り 日 和 だ っ た の で ホ ー ム グ ラ ン ド の Rockaways ビ ー チへ 行 っ た 。 暫 く 釣 っ て い る と 目 の 前 で 小 魚 が ス ト ラ イ プ に 追 わ れ て 跳 ね 始 め、 5~6メ ー ト ル 四方 の 水 面 が ま る で 沸 騰 し て い る 様 に 波 立 っ た 。この辺の人がBlitzと呼んでいる現 象 だ 。 Blitzが 起 こ れ ば、 し め た も の。 そ こ に 向 か っ て 投 げ れ ば よ い 訳 け だ が 、 こ れ が 上 手 く い か な い 。 慌 て て 下 手 な キ ャ ス テ ィ ン グ を し て し ま い 、 ラ イ ン を こ ん が ら げ て し ま っ た 。何 時 も こ の 調 子 で 好 機 を 逃 し て し ま う 。 Blitzは ど ん ど ん 移 動 し て 行 く の で 素 早 い 対 応 が 必 要 だ が 、 フ ラ イ は、 特 に ツ ー ・ ハ ン ド は、 ル ア ー な ど に 比 べ る と 悠 長 だ 。
魚 が近 く に い る こ と が 解 っ た の で 気 を 取 り 直 し て キ ャ ス テ ィ ン グ を 続 け て 釣 り 上 げ た の が こ れ だ 。 小 型 だ け れ ど 初 物 は 嬉 し い 。

2008年10月22日水曜日

Salmon Riverの 釣 り に つ い て



Salmon Riverで は 、 そ の 昔 はオ ン タ リ オ 湖 か らシ ー ズ ン に 成 る と 膨 大 な 数 の ア ト ラ ン テ ィ ッ ク ・ サ ー モ ン が 遡 上 し て き て、 ま る で 芋 洗 い の 様に 河 中 に 溢 れ て 上 流 を 目 指 し た そ う だ 。 し か し 乱 獲 に 因 っ て だ い ぶ 昔 に 湖 の ア ト ラ ン テ ィ ッ ク ・ サ ー モ ン は 全 滅 と 言 っ て よ い く ら い 減 少 し て し ま っ たと の こ と 。
Salmon Riverが 復 活 し た の は 、 ほ ん の 10~ 15年 前 に ゲ ー ム フ ィ シ ュ と し て は 、 よ り 面 白 い キ ン グ・ サ ー モ ン や コ ー ホ ー ・ サ ー モ ン な ど の 大 平 洋 サ ー モ ン を 孵 化 ・ 放 流 し 始 め て か ら の 事 で 、 ご く 最 近の 事 と 言 っ て よ い 。 名 に 恥 な い 量 の サ ー モ ン が 遡 上 す る 様 に 成 り 東 部 ア メ リ カ で は最 も 人 を 集 め る サ ー モ ン 釣 り の 河 に 成 っ た 。 何 し ろ シ ー ズ ン 中 は 、 特 に 週 末 は、 流 程 は 精 々 20マ イ ルも 無 い 河 の、 釣 り の 出 来 る 場 所 は 全 て数 メ ー ト ル 間 隔 の 釣 人 で 埋 ま っ て い て 、 一 日 千 人は 下 ら な い 人 々 が 釣 り を し て い る の で は な い か と 思 う 。
そ れ だ け の 人 が 釣 り を し て い る の に 釣 れ る チ ャ ン ス は 非 常 に 高 く、 最 低 で も 一 日 何 度 か の フ ッ キ ン グ と、 そ の 後 に 起 こ る サ ー モ ン の フ ァ イ ト を 楽 し む こ とが 出 来 るの で 、 万 単 位 の サ ー モ ン が 河 に 入 っ て い るので は な い だ ろ う か 。
私 の 使 っ て い る タ ッ ク ル は 9番 の SAGE・ Discoveryロ ッ ド と Bauerの Mackenzie SL リ ー ル。 竿 は 8~ 9番位 の グ ラ フ ァ イ ト な ら な ん で も よ い と 思 う 。 何 故 な ら 重 い ス プ リ ッ ト ・ シ ョ ッ ト を 幾 つ も 付 け て 、 そ の 重 さ で フ ラ イ を 投 げ る の が こ の 河 の 釣 り 方 な の で ロ ッ ド の キ ャ ス テ ィ ン グ 能 力 は 問 わ れ な い 。
リ ー ル は 大 き な デ ィ ス ク ・ ド ラ ッ グ を 持 っ た ブ レ ー キ 力 の あ る も の で な い と サ ー モ ン を ラ ン デ ィ ン グ す る の は 難 し い 。 私 は20Lbテ ス トの テ ィ ペ ッ ト を 使 っ て い て テ ィ ペ ッ ト が 切 れ る か 切 れ な い か の ギ リ ギ リ ま で ド ラ ッ グ を 締 め て い るの で 、 サ ー モ ン と の 綱 引 の 様 な 具 合 い に な る 。 も っ と 強 力 な テ ィ ペ ッ ト も 考 え ら れ る が、 そ う な る とラ イ ン や 竿 が 危 な く な る 。
フ ラ イ は エ ッ グ・ パ タ ー ン が 主 で、 針 は daiichiの Xpoint#4。 こ の 針 は 丈 夫 で 信 頼 出 来 る 。ス ト リ ー マ ー ・ パ タ ー ン や ア ト ラ ク タ ー ・ パ タ ー ン で 大 き な 針 が 必 要 な と き は 海 用 の 針 を 流 用 し て い る 。 ト ラ ウ ト 用 は エ ク ス ト ラ ス ト ロ ン グで も 歯 が 立 た な い。 ア ト ラ ン テ ィ ッ ク ・ サ ー モ ン フ ッ ク も あ ま り 信 用 で き な い 。 せ っ か く フ ッ キ ン グ し て も 針 が 開 い て バ ラ し て し ま っ た の で は 惨 め だ 。 実 は サ ー モ ン 釣 り を 始 め た 年 に ト ラ ウ ト 用 の ス ト リ ー マ ー 針 で ウ ー リ ー バ ッ ガ ー を 色 と り ど り 沢 山 巻 い た の だ が、 そ れ が 全 然 サ ー モ ン の 疾 走 に は 歯 が 立 た な か っ た と い う 失 敗 を し た 。
今 ま で の 経 験 か ら フ ラ イ の 色 や パ タ -ン に は そ れ 程 こ だ わ ら な く て も 釣 り に 差 が 出 な い の で は な い か と 思 い 始 め て い る 。 早 い 話 が 良 い 場 所 さ え 確 保 す れ ば 、 何 を 使 っ て も 釣 れ る の が Salmon River だ と 言 い た く な っ て い る 。
単 純 だ け れ ど も、 や た ら に 興 奮 す る 楽 し い 釣り だ 。
シ ー ズ ン 中 は 週 末と も な れ ば 河 の 近 く の 宿 は 何 処 も い っ ぱ い で 先 ず 泊 ま れ な い 。私 は 半 年 以 上 前 か ら 宿 を 予 約 し て い る 。 た だ 河 か ら 1時 間 離 れ た Syracuseの モ ー テ ル な ら 大 丈 夫 だ 。 Salmon Riverの情 報 はラ ベ ル の 下 に 記 し た Whitaker'sフ ラ イ シ ョ ッ プ の webサ イ ト へ !

2008年10月13日月曜日

Salmon Fishingそ の 2








二 回 目 の サ ー モ ン 釣 り に 行 っ て 来 た 。 週 末 は 晴 天 が 続 き 気 温 も 上 が り 最 高 の 釣 り 日 和 だ っ た 。 紅 葉 の 木 々 は 螢 光 色 の 様 に 輝 い て い た 。
今 回 は 良 い ス ポ ッ ト で 釣 る 事 が 出 来 た の で 腕 が 痛 く 成 っ て 、 も う 十 分 と 言 う く ら い サ ー モ ン の フ ァ イ ト を 楽 し ん で 、然 も 何 匹 も ラ ン デ ィ ング 出 来 た 、 こ れ 以 上 望 め な い 釣 行 に 成 っ た 。




2008年10月6日月曜日

Salmon Fishing



秋 が 来 る と 恒 例 に 成 っ た Salmon Riverの サ ー モ ン 釣 り に 行 っ て 来 た 。 ニ ュ ー ヨ ー ク か ら 車 で 5~ 6時 間 の 距 離 に あ る Salmon Riverは オ ン タ リ オ 湖 に 流 れ 込 ん で い る 河 で 秋 に 湖 か ら キ ン グ サ ー モ ン と コ ー ホ ー サ ー モ ン が産 卵 の 為 に 遡 上 し て く る 。河 の 上 流 に 養 魚 場 が 有 り 太 平 洋 サ ー モ ン を ゲ ー ム フ ィ ッ シ ュ と し て 孵 化 、 放 流 し て い る か ら だ 。
仕 事 が 終 っ た 金 曜 日 の 夕 方 出 発 し て 行 程 の 2/ 3く ら い 行 っ たBinghamtonの モ ー テ ル に 泊 ま り 、 土 曜 日 の 朝 2時 間 走 り 河 に 到 着 。 一 日 中 釣 り を 楽 し み 、 こ の 日 は 河 の 近 く の 宿 に 泊 ま り、 日 曜 日 は 昼 過 ぎ ま で 釣 っ て 帰 っ て 来 る と い う の が 毎 回 の 日 程 に 成 っ て い る 。
Salmon Riverま で の 道 の り は キ ャ ツ キ ル の 山 中を 流 れ る Beaver killや Eastと West Branch Delaware Riverに 添 っ て 走 る Route 17か ら ニ ュ ー ヨ ー ク 州 で 随 一 と い え る 雄 大 な 風 景 が 続 く Interstate 81を 北 上 す る 何 度 走 っ て も 厭 き な い ド ラ イ ブ だ 。ア メ リ カ 北 東 部 の、 山 全 体 が 万 華 鏡 の よ う に 染 ま る 紅 葉 を 楽 し み な が ら の ド ラ イ ブ は 格 別 だ 。 こ の ド ラ イ ブ と サ ー モ ン 釣 り が セ ッ ト に な っ て い る か ら セ ッ セッ と 通 い 続 け て い る、 我 々 夫 婦 の 秋 祭 り と 言 っ て よ い 。
今 年 の Salmon Riverは 水 量 も 十 分 あ り 鮭 の 遡 上 数 も ま ず ま ず だ っ た 。 実 質 一 日 半 釣 っ て 結 局 二 人 と も 一 匹 も ラ ン デ ィ ン グ で き な か っ た 。 し か し 強 烈 な サ ー モ ン と の フ ァ イ ト は 何 度 も 味 わ う こ と が で き た 。 今 週 末 ま た 行 く の で 今 度 は サ ー モ ン と 一 緒 の 写 真 に 納 ま り た い 。




2008年9月28日日曜日

Saltwater Fly





今 年 は も う軽 く 15回 は 海 へ 行 っ て い る け れ ど 、 釣 れ た の は 外 道 の ホ ウ ボ ウ 一 匹 だ け 。 wifeな ど は 呆 れ て い る 。
釣 れ な く と も 行 け ば フ ラ イ を 幾 つ か は 失 う の で 、 成 る べ く ト ラ ブ ル の 少 な い フ ラ イ を 考 え て い る 。 写 真 の 手 前 の は 今 年 メ イ ン で 使 い 始 め た フ ラ イ 。 向 う 側 の は 去 年 メ イ ン で 使 っ て い た フ ラ イ 。 私 が よ く 行 く Brooklynの Breezy pointは バ ン カ ー と 呼 ば れ る 平 た い 体 高 の あ る 小 魚 が ス ト ラ イ プ の 餌 に 成 っ て い る こ と が 多 い 。 去 年 の は 横 の 姿 は そ れ ら し い が 上 下 か ら 見 る と 薄 い 感 じ だ っ た 。 今 年 の は 横 か ら も 上 下 か ら も本 物 の 様 な ボ リ ュ ー ム を 持 つ 様 に 作 っ た 。 ダ ン ベ ル は バ ラ ン サ ー と し て 取 り 付 け、 ダ ン ベ ル の シ ル エ ッ ト に 敗 け な い 大 き め の 目 玉 を 付 け て あ る 。 こ れ で 針 先 が 上 を 向 い て 泳 い で く れ る 。 針 が 上 を 向 い て ボ デ ィ ー 内 に 隠 れ い る 事 で 色 々 の ト ラ ブ ル を 回 避 し て く れ る と 思 う 。

2008年9月3日水曜日

海 坊 主




先 週 末 は 月 曜 が レ ー バ ー デ ー で 3日 連 休 だ っ た の で、 金 曜 日 の 夕 方、 海 へ 行 っ た の も ふ く め て 4日 間 続 け て 釣 り に 行 っ た 。 結 果 は 一 匹 も 釣 れ な か っ た 。 3回 は 海 だ っ た の で 、 そ ん な も ん だ と も 言 え る が 、 海 は 7月 の 半 ば に Montaukへ 行 っ た の を 皮 切 り に 10回 は 行 っ て い る 。 が 、 未 だ 一 匹 も 釣 れ て い な い、 外 道 の 魚 さ え 掛 か ら な い 全 く の 坊 主 。お 蔭 で キ ャ ス テ ィ ン グ は 上 達 し た と 思 い た い 。
釣 り に 行 く と 何 本 か の フ ラ イ は、 必 ず 失 く す か 壊 す が 、 川 の 場 合 ス ッ ト ク も 有 る し 必 要 な の を 行 く 日 の 朝 サ ッ サ ッ と 巻 く こ と も で き る 。 海 の フ ラ イ は 手 間 暇 か か る の で 、 そ う は い か な い 。 時 間 を 見 つ け て 、 せ っ せ と 巻 か な け れ ば な ら な い の で 忙 し い 。
海 で は バ ッ ク キ ャ ス ト の 時 に 何 処 か に ぶ つ け て 失 く す か 壊 す 場 合 が 殆 ど な の で 、 針 を 上 向 き に し た キ ー ル タ イ プ の フ ラ イ を 多 く 使 う 様 に し て い る 。こ れ だ と フ ラ イ が 地 面 や 岩 に ぶ つ か っ て も 、 針 が 割 れ た り テ ィ ペ ッ ト が 切 れ て 何 処 か に す っ 飛 ん で し ま っ た り と い う 事 が 少 な く な る 。
ま あ 、 ス ト ラ イ プ バ ス は 10月 か ら 11月 が ピ ー ク な の で 、フ ラ イ を せ っ せ と 作 り つ つ 今 はウ ォ ー ミ ン グ ア ッ プ と 思 っ て 懲 り ず に 通 い 続 け て い る 。
土 曜 に は 久 し 振 り に Croton 川 へ 行 っ て 来 た 。 先 先 週 Farmington川 へ 行 っ た け れ ど 水 温 が 高 く て 釣 り に 成 ら な か っ た の で 今 回 は Croton川 へ 行 っ た の だ っ た 。 私 は 0匹 だ っ た が wifeは East Branch Crotonの 橋 の 下 流 で レ イ ン ボ ー を 二 匹 釣 っ た 。 一 匹 は 13~ 4イ ン チ の 良 形 だ っ た 。 帰 り 道 wifeは 上 機 嫌 だ っ た 。 自 分 が 坊 主 で も 釣 り に 来 た 価 値 は 十 分 に 有 っ た と 言 う も の だ 。

2008年8月18日月曜日

Neversink Riverその3


また週末にNeversink川に行ってきた。三回目に成るが、余り良い釣は出来なかった。wifeが「enough」と言ったのには同感だった。来年の春先にでも、また訪ねてみようと思う。
この川のダムはニューヨークの水源に成っていて、かなりの量が取水されているようだ。例のセオドア ゴードンが活躍した時代とは別物の川に成っていると言える。
最近読んだ雑誌にはキャツキルの川にレインボーやブラウンが移植された時代とセオドア ゴードンが釣りをしていた時代が重なるそうだ。それまでのキャツキルの川はネイティブのブルックで占められていて、この魚は鮭科に属しているから、アメリカのフライフィシングは鱒科のブラウンやレインボーがキャツキルの川に住む様に成った時に始まったとも言える。
特にヨーロッパから移植されたブラウンはアメリカのフライフィシャーが一番高く評価する鱒だけれど、セオドア ゴードンも同じ様な事を言っているそうで成程と思った。
下流のスキー場のそばのプールで夕まずめを釣り終り、近くにあるレストランに寄ってみた。駐車場が客の車で一杯だったことと、今日はwife の義理の姉も一緒だったことから、そして8時を回っていたので、それで はここで食べて行こうという事に成った。レストランは外見も内装も田舎のファミリーレストランという感じで料理もそれに準じていたが、値段はマンハッタンの高級レストラン並だった。客はどうも地元の人達では無さそうだ。この辺にセカンドハウスを持っているニューヨーカーなのだろう。

2008年8月12日火曜日

Neversink Riverその2





週末Neversink川の探索に行って来た。先週はTailwaterセクションの中流部分のアクセスポイントを見て回ったが、今回は上流と下流部分に行ってみた。これでニューヨーク州環境保護局の地図に記されたアクセスポイントは全部見て回ったことになる。上流から下流まで似た様な変化の流れが続く川だった。さらさらとした流れの瀬の後に浅く緩い流れのプールが続く、其の繰り替えしという様に。川底は10~20cmサイズの丸石で占められていて歩き安く、大きな深い渕や急流などは無い穏やかな川だった。
昼頃川に着いて釣の仕度をしていると川から上がって来た釣人が18インチ位いのを釣ったと話し、wifeに当たりフライをくれた。コーンヘッドのリーチの様なフライだった。しかし我々には、そんな幸運は訪れなかった。始めニンフを使っていたが、枯れた水草の様な藻の様なのが沢山流れていて、直ぐにニンフに絡まり、絶えず取り除いていなければならず、暫くしてニンフを諦めた。そのうちライズを見つけて wifeが小さなブルックを釣った。
イブニングは先週と同じ、下流のスキー場の近くのプールへ行った。てっきりチビトラウトばかりと思っていたが、これが非常にセレクティブで、なんだと思っていたら、最後に薄暗く成ってラスティースピナーで釣れたのが11インチのブラウンで、道理でと納得した。

2008年8月4日月曜日

Neversink River


久しぶりにNeversink川を訪ねた。もう15年以上も前にキャッツキル山中のBeaver killへ行く途中にこの川へ寄ってみたけれども、あまりパッとしない川だったので、それっきりに成ってしまった。
最近のFlyfisherman誌に(甦ったNeversink)という記事があり、上流のダムの放水量をトラウトフレンドリーにしたことと釣人の為に駐車場とアクセスポイントを幾つも作ったことでBeaver KillやWillowemocに比較出来る鱒釣りの川に甦ってきたと書かれていた。それで行って来たのだった。
この川はクイルゴードンで名を知られるアメリカフライフィシングの基礎を築いたセオドア ゴードンがホームグラウンドにした由緒ある川でもあるそうだ。キャツキル山中に鉄道が敷かれると共にニューヨークに比較的近いNeversink川が黎明期のアメリカフライフィシングのメッカに成ったと思われる。
記事でTailwaterセクションとされる流れの3、4ヶ所のアクセスポイントを見て回った。日中もメイフライのハッチが見られ、小型鱒のライズも見られた。全体に水深が浅いせいか鱒は釣人に敏感だった。
夕まづめに、目を付けておいた、このセクションの最下流のスキー場そばのプールへ行くと沢山のライズが起こっていた。小型鱒ばかりではあったけれど。
ニューヨーク州の環境保護局のウエッブサイトで、この川のアクセスポイントが記された詳細な地図をプリントアウトしたので、この地図を頼りに今週また偵察に行って来ようと思う。
http://www.dec.ny.gov/outdoor/9924.html
ところでNeversink川流域のキャツキル山中はニューヨークのユダヤ人のリゾート地でもあり、小さな町や村にユダヤ人用の商店があったり、黒い学ランのような服を着て山高帽子を被ったハシディック派のユダヤ人がゾロゾロ居たりして興味深かった。

2008年7月20日日曜日

夏の風物詩

7月19日 土曜 Farmington川
この日は川へ来た人が大変多かった。川の側にある州立公園の駐車場は車で埋まっていた。釣人も多かったが、チューブやボートで川を下る人は更に多かった。暑さも盛りで手軽な川遊びに人々が押しかけたという訳だが、釣人にとっては邪魔でしょうがない。しかしこの川は釣人の独占物では無いので文句は言えない。
ウエーダーを履いてベストを着込んだ釣人が黙々と竿を振っている其の前を、水着姿でチューブに乗った川下りの人々がはしゃぎながら通って行く光景は、ミスマッチも良い所だ。まあ其のせいだろうか、Sulphurなどの流下は夕方に成るに従って多く成ってきたが、ライズするのはチビトラウトばかりで、大きめの魚は何処かに隠れてしまった様だった。

2008年7月13日日曜日

Sulphur

先週末、今週末とFarmington川のChurch poolでSulphurのハッチを釣った。大体、夏の間の夕まづめはSulphurのフライが有れば釣りに成るのが、この川だ。
私達の釣ったPoolの中間付近ではチビトラウトから13インチ位までが多いが、中々元気で釣り味も上々だ。wifeは先週丸々と太った13インチを釣って、走り回るので取り込みに苦労していた。今週は私がそれ位のを釣った。元気が良いのでリールが何度かキーキー鳴って、魚を手にした時には「うん、良い型だ。」とニンマリした。
私の立っている対岸に居た若い釣り師は遠投が自慢らしく竿をブンブン振っていたが、全然釣れていない。私の狙っていたライズにキャストし始めたので困った奴だと思ったが、私が魚を釣り上げると川から上がって行った。
暗くなって釣りを止めると9時を回っていた。近くの町のファ-ストフード店で夕食を食ってから帰途についたので、家に着いたのは12時半を回っていた。

2008年7月8日火曜日

Montauk






先週末にLong Islandの東端Montaukへ、ストライプバスを釣りに行って来た。結果は坊主だった。
1時頃に現地に到着してサンドイッチを食べ終わる頃には2時を廻っていた。
干潮が3時半だったので、燈台の周りを散歩して夕方から釣り始めることにした。
北側の海岸を散歩していると、SUVでビーチに乗り付けた四人の投げ釣師達が海に入って行った。皆黒いウエットスーツを着ている。肩まである深みまで歩いて行き、各々が波に隠れた岩の上に立ち上 がり大きなルアーを投げ始めると直ぐに魚がヒットしてきた。殆ど入れ食いと言ってよかった。私は呆気に取られて見ていた。まるで忍者かスパイダーマンの様だ。こんな釣り方もあるのかと感心した。
海釣りでは、兎に角、飛距離が問題に成る事が断然多い。成るべく遠くへ投げられる事が有利に決まっている。それで私はダブルハンドを使っているが、去年のシーズンの終り頃手にしたSkagit Shooting Headはやたらに太くて重い。これなら風にも強くブッ飛んでいく。これの使い勝手のよいシステムを今考えている。試しに今まで使っていたScandinavian SH のSinking部分、Intermediate部分、Floating部分を切って分割してしまい、それぞれSkagit SH に継げられる様にした。使うリーダーがSinkingならSinkig部分を、とした訳だ。さてどうだろうか。

2008年7月7日月曜日

Idaho 釣りの旅 6/21~6/26 Part Four (Henry's Fork)下






2日目はwifeのウエーダーが洩れてきたのでTrout Hunterフライショプで新調した。そのせいか、店員が地図を書いて彼の好きな場所を教えてくれた。朝8時半にthe Railroad Ranchのフラットに行きSmall green drakeやPale Morning Dunのハッチを昼頃まで釣り、夕まずめはOsborne橋の下流でカディスの釣りを楽しむというものだった。次の日に実行したが、ライズが無い。the Railraod Ranchの広大なフラットでは、ライズだけが頼りだ。Osborne橋はthe Railroad Ranch駐車場から更に10分程走った所にあり、下流は早瀬になっている。ここに7~8人の釣り人が並んでウエーディングしてライズを待っていた。何処かで見た光景だ。虫の流下もあまり無いので早々に宿へ帰った。
また次の日も1マイルをてくてく歩いてthe Railraod Ranch のフラットへ行き、この日はライズを一つ見つけた。しかもかなり安定したライズを続けている。13インチか大きくて14~15インチ。2時間頑張ったが釣れなかった。何度かフライを見に来たので、夜、宿でテイルが45゜にキッチり開いた細めのボーディのPale Morning DunのCDCダンを気を入れて巻いた。 が気が変わって行くのは止めた。13インチに熱を入れても仕様が無い。何処か他の川へ行こう。
ところで、この日、プールと早瀬の二ヶ所で川底をバグネットで知らべてみた。驚いたことに Green Drakeのニンフが全然見付からない。今がGreen Drakeの時期だというのに。この事が魚の減少と関係があるのだろうか。Green Drakeのハッチに魚がクレージーになり、バカバカ釣れる?と期待していた身にはGreenDrakeのハッチが無く肩透かしを食わされた。
Henry's Forkに見切りを付けて5日目はMontanaのMadison川へ行って来た。Mack's innから意外に近く1時間とかからなかった。Madisonは増水で雪代の様な濁流だった。それでも岸辺を釣って夫婦共に小さいのを一匹づつ手にした。
最後の日はHenry's ForkのBox Canyonへ行った。ここは私が釣った他のセクションとは、趣を異にした急流の連続する渓谷で魚も多いらしい。釣人を乗せたドリフトボートがひっ切り無しに通る。そしてwifeが水に落ちて、ずぶ濡れ成ったことで、竿を仕舞った。
夕食はTrout Hunterロッジのレストランへ行った。川に面したテラスから見る夕焼けに染まったHenry's Forkの景色は美しかった。しかしどんなに素晴らしい風景の川でも魚がいなければ話にならない。いつか蘇ったHenry's Forkで再び釣りをしたいものだ。
Idaho釣の旅 終り