2008年8月18日月曜日

Neversink Riverその3


また週末にNeversink川に行ってきた。三回目に成るが、余り良い釣は出来なかった。wifeが「enough」と言ったのには同感だった。来年の春先にでも、また訪ねてみようと思う。
この川のダムはニューヨークの水源に成っていて、かなりの量が取水されているようだ。例のセオドア ゴードンが活躍した時代とは別物の川に成っていると言える。
最近読んだ雑誌にはキャツキルの川にレインボーやブラウンが移植された時代とセオドア ゴードンが釣りをしていた時代が重なるそうだ。それまでのキャツキルの川はネイティブのブルックで占められていて、この魚は鮭科に属しているから、アメリカのフライフィシングは鱒科のブラウンやレインボーがキャツキルの川に住む様に成った時に始まったとも言える。
特にヨーロッパから移植されたブラウンはアメリカのフライフィシャーが一番高く評価する鱒だけれど、セオドア ゴードンも同じ様な事を言っているそうで成程と思った。
下流のスキー場のそばのプールで夕まずめを釣り終り、近くにあるレストランに寄ってみた。駐車場が客の車で一杯だったことと、今日はwife の義理の姉も一緒だったことから、そして8時を回っていたので、それで はここで食べて行こうという事に成った。レストランは外見も内装も田舎のファミリーレストランという感じで料理もそれに準じていたが、値段はマンハッタンの高級レストラン並だった。客はどうも地元の人達では無さそうだ。この辺にセカンドハウスを持っているニューヨーカーなのだろう。

2008年8月12日火曜日

Neversink Riverその2





週末Neversink川の探索に行って来た。先週はTailwaterセクションの中流部分のアクセスポイントを見て回ったが、今回は上流と下流部分に行ってみた。これでニューヨーク州環境保護局の地図に記されたアクセスポイントは全部見て回ったことになる。上流から下流まで似た様な変化の流れが続く川だった。さらさらとした流れの瀬の後に浅く緩い流れのプールが続く、其の繰り替えしという様に。川底は10~20cmサイズの丸石で占められていて歩き安く、大きな深い渕や急流などは無い穏やかな川だった。
昼頃川に着いて釣の仕度をしていると川から上がって来た釣人が18インチ位いのを釣ったと話し、wifeに当たりフライをくれた。コーンヘッドのリーチの様なフライだった。しかし我々には、そんな幸運は訪れなかった。始めニンフを使っていたが、枯れた水草の様な藻の様なのが沢山流れていて、直ぐにニンフに絡まり、絶えず取り除いていなければならず、暫くしてニンフを諦めた。そのうちライズを見つけて wifeが小さなブルックを釣った。
イブニングは先週と同じ、下流のスキー場の近くのプールへ行った。てっきりチビトラウトばかりと思っていたが、これが非常にセレクティブで、なんだと思っていたら、最後に薄暗く成ってラスティースピナーで釣れたのが11インチのブラウンで、道理でと納得した。

2008年8月4日月曜日

Neversink River


久しぶりにNeversink川を訪ねた。もう15年以上も前にキャッツキル山中のBeaver killへ行く途中にこの川へ寄ってみたけれども、あまりパッとしない川だったので、それっきりに成ってしまった。
最近のFlyfisherman誌に(甦ったNeversink)という記事があり、上流のダムの放水量をトラウトフレンドリーにしたことと釣人の為に駐車場とアクセスポイントを幾つも作ったことでBeaver KillやWillowemocに比較出来る鱒釣りの川に甦ってきたと書かれていた。それで行って来たのだった。
この川はクイルゴードンで名を知られるアメリカフライフィシングの基礎を築いたセオドア ゴードンがホームグラウンドにした由緒ある川でもあるそうだ。キャツキル山中に鉄道が敷かれると共にニューヨークに比較的近いNeversink川が黎明期のアメリカフライフィシングのメッカに成ったと思われる。
記事でTailwaterセクションとされる流れの3、4ヶ所のアクセスポイントを見て回った。日中もメイフライのハッチが見られ、小型鱒のライズも見られた。全体に水深が浅いせいか鱒は釣人に敏感だった。
夕まづめに、目を付けておいた、このセクションの最下流のスキー場そばのプールへ行くと沢山のライズが起こっていた。小型鱒ばかりではあったけれど。
ニューヨーク州の環境保護局のウエッブサイトで、この川のアクセスポイントが記された詳細な地図をプリントアウトしたので、この地図を頼りに今週また偵察に行って来ようと思う。
http://www.dec.ny.gov/outdoor/9924.html
ところでNeversink川流域のキャツキル山中はニューヨークのユダヤ人のリゾート地でもあり、小さな町や村にユダヤ人用の商店があったり、黒い学ランのような服を着て山高帽子を被ったハシディック派のユダヤ人がゾロゾロ居たりして興味深かった。