2008年11月16日日曜日

Rockaway





この数回の週末はMontaukとかNew JerseyのSandy Hookなどの有名な釣り場に行って来たが、まるで駄目だった。あまりに釣れないので遠出をして有名釣り場にいちるの望みを託したともいえるが、これだけ釣れないと自分も周囲も納得させられる海釣りに行く理由ずけを考えなければならないのかな、などと思ってしまう。20回以上行って1~2匹釣れただけでは、あまりに非生産的だ。色々工夫して、より釣れる様に成ることが釣りの面白さの一つだけれど、あまりにも釣れないと経験を蓄積しようもない。誰かBlogに「岸からのソルトウオーター・フライフィッシングは不毛」と書いていたが、そのとうりではないか。或いはアメリカ人がSalt Water Fly Fishingと言うところを好んでSalt Water Fly Roddingと言う訳は、ここにあるのかと突っ込みたくなる(自分も使っているが)。
ということで先週末は何時も行ってる近くの海Rockawayに行くことにした。満潮が8~9時だったので早朝だけチョコっと釣ることにした。2~3時間釣るだけなら釣れなくとも徒労感は軽くて済む。
Rockawayは東西に細長い半島で内側にJamaica湾を抱えていて、湾のどんずまりにはJFK 国際空港が在る。細いので半島の大西洋側を釣ったり湾側を釣ったりと簡単に行き来できる。
土曜は大西洋側をチェックして風が真正面で波も高いので湾側を釣ることにした。
湾側では滅多に観ない事だけれど海鳥が群れ飛び水面の餌を拾っている。鵜の様な水鳥が何匹も泳いでいて、これは人をあまり怖れず私が釣りをしている直ぐ脇に依ってきて小魚を取ったりしている。小さな細い魚を捕まえているので私がその時投げていたクルーザーミノーの7~8cmサイズと似ていると言えば似ている。この様な鳥たちを観て期待を抱いたが、そのとうりに成った。小型のストライプを3匹釣り幾つかをバラシた。
釣りを始めて水面でたまに何かがポチャリと跳ねたりする。最初は水鳥かと思っていたが、これがストライプだった。ほんとに直ぐ近くで跳ねたりする。まるでトラウト釣りで、そこに投げると大抵アタリがきた。
雨が降ってきたので9時前に切り上げた。
次の日曜、柳の下の泥鰌を狙って、また同じ場所へ早朝に行った。
この日は湾に向かうと左手からの風で強風と言ってよかった。竿を立てるとブンブンあおられて、キャスティングするとラインが吹き飛ばされて右手に素っ飛んで行くという有り様だった。しかしこの悪条件でも4匹釣り、最初の2匹は殆ど入れ食いだった。
強風によって湾には珍しく白波が立ち、小魚が岸近くに打ち寄せられているらしく、ストライプは岸近くで釣れるので遠投の必要などなかった。
風が益々強くなり竿を振るのも困難になってきたので、まだまだ釣れそうだったが8時半過ぎに引き揚げた。
前日、何匹もバラシたので、この日は〈がまかつ〉のハイカーボンスチールの1/0の細くて鋭い針を使い4cm位いの小さいクルーザーミノーを作ってきた。案の定バレも無く、中には咽の奥まで飲み込んでいたストライプもいた。

2008年11月6日木曜日

New Fly




11月になるとLong Islandの東端Montaukに鰊の群れが現れる。それで先回のMontauk行きの前にTMCの8/0の大型針を買い鰊のフライを作った。長さ23cmありマテリアルをやたらに使う高価なフライが出来上がった。大きいので、ほんとに投げられるか心配になった。結局、出番は無かったが。
ついでにこの大型針で何時ものフライを作ってみたが非常に感じの好いフライになった。ヘビーワイヤーで重く、針先を上にしたパターンで重心が下になり水中で安定した姿勢を保ってくれる。ワイドギャップで体高の有る魚体を作り安く、針先にマテリアルが被さってもフッキングの性能をあまり落とさない。何より作るのが比較的簡単なのが好い。Montaukでは随分フライを壊したり失った。実は次の日にも近くの海に行きフライが無いので古い使わなくなっていたフライを持ち出さなければ成らなかった。簡単に作れて見た目も様に成っているのが気に入った。

2008年11月5日水曜日

Montauk Blitz



先週末、今年2回目のMontaukへ行って来た。朝5時半に起きて早朝の高速を飛ばしたので2時間半で到着することが出来た。日中は渋滞があり3時間以上かかってしまう。
秋晴れになり、風は追い風か、左手からの絶好のFly Rodding 日和りになった。というわけで、たっぷり1日中フライロッドを振ったがヒットは無かった。釣り人は沢山いたけれども近くにいたルアーマンが1匹釣ったのを見たきりだった。
遠く沖合いで無数の海鳥達が渦巻きの様に海面近くを舞っているのが一日中見えた。ストライプやブルー達が小魚を水面まで追い詰めて食い散らかしているので、海鳥達はお余りの肉片を狙っているのだ。夕方になると鳥の羽が夕日に輝いて火の粉が飛んでいる様にみえた。
この大屠殺劇が岸に近づいてくれれば釣り人にとって夢の時間が訪れることになるのだが、遂に来てくれなかった。