2009年10月19日月曜日

Salmon Fishing 2009


今年も川釣りのシーズンは、瞬く間に過ぎ、最後を飾るサーモン釣りも終わってしまった。先週、先先週の週末とまたSalmon Riverへ2度行ってきたのだった。
今年は10月の第一週の宿の予約が取れなくて、一週間ずれたら、2度目の釣行はサーモンの遡上が終りに近づき、芳しい釣りでは無かった。
私もwifeも第一回目の釣行では各々良いサイズのサーモンをランディング出来たが、特にwifeは大きいキングのメスを釣り上げ、去年全然ランディング出来なかったこともあり、大満足だった。








今年のサーモンフライのタイイングは、だいぶ手抜きをした。 wifeが手芸店で見つけて来たポンポン(手芸店での呼び名。フライショップではクリスタル グロー ボールと呼ぶ。)を釣り針に刺して針金をぐるぐる巻いてずれない様に止めただけの代物だ。
20ヶ作るのに1時間も架からなかった。
フライにはあまりこだわらなくとも釣れるので、簡単に越したことは無い。
キャスティングなども重いおもりを付けてルアーの原理で飛ばすので、Salmon Riverのサーモン釣りはフライフィシングの楽しみとか必然はあまり無い。
サーモンとのファイトが強烈で面白く、他の事は枝葉末節に成ってしまう。
毎年通い続けているのは、この面白さのためと言える。

































2009年7月5日日曜日

独立記念日のFarmington

週末の土曜は独立記念日の祝日でもあった。以前この日にFarmingtonへ行き、帰りの道中で通過する町々の打ち上げる花火を見ながら帰って来たことがある。今年もそんな積りで出掛けた。

夏に成れば夕方の釣りという訳で昼飯を食ってから走り始めたので川に着いたのは3時だった。それから昼寝をしたのでウエーダーを履いたのは4時を回っていた。

前日まで増水していた影響か、どのプールもライズは見られず、うろちょろするばかりであった。







最後に行った下流のChurchプールで流心の中に見つけたライズを釣り、ようやくちびトラウトを掛けた。wifeもそんなライズを狙い、何故か綺麗なループのキャスティングを繰り返していたが釣れなかった。後で聞いたらバックにブッシュと木の技があったので、それに気を付けてフォルスキャストをしていたとのこと、これがキャスッティングの基本である1時ストップをしていたことに成り、本人も驚く綺麗なループで軽やかにラインを飛ばせていたのだった。

私はwifeのキャスティングが今一だったけれども釣れればいいじゃないと放っといたのだが(実際、釣れていた。)、wifeは自力でキャスティングの骨を習得したわけだ。






さて普段なら8時を回ればそろそろ川から上がるのだが、今日はFarmingtonの近くの町Winstedの花火を晩飯を食べるマクドナルドの駐車場で見ることにしていたので、また上流のPipelineプールへ戻ってウイリーバッガーでぶらぶら釣っていると、遥か先のプールの下の方で水の跳ねるのが見えた。wifeと行って見ると確かにライズがある。それではと、この時期のメジャーハッチのサルファーのパラシュートを結んで釣り始めた。

暗く成るに従ってライズが増えていき、9時前ティペットを針の穴に通すのも困難に成った時にはプール中がライズだらけに成っていた。花火の音が遠く聴こえ始めたが我々は釣り続け、フライも見えなく成った頃川から上がった。お蔭で花火は見過ごしてしまったが、wifeは1匹私は2匹の良型を釣り上げた。

2009年6月22日月曜日

雨のCroton

20日土曜日はS氏を誘ってまた Crotonへ行って来た。

先週はEastも Westも共に水が少なかったが今日はWest Branchが三倍かそれ以上に増水していた。
これでは釣りに成らないのでEastで釣ることにした。Eastは水量は先ず先ずだが水が少し白濁して水質が悪かった。

さて最上流の橋に行ったら例に依ってボルボに乗って来る伯父さんが橋の下に陣取っていた。彼はかれこれ4年は殆んど毎週末このポイントで釣りをしているのではないだろうか。そこはEastでは最も釣れる場所の一つなので早朝この場所を確保したら、もうだれにも渡さないと言う様な気迫で一日中釣りをしている、変人の部類に入れてよい人だ。

私は彼の上流で何か小さな流下物を食っている小型の鱒達を釣ることにした。
数時間も釣ってようやく2~3匹釣ることができた。釣れたのは大抵フライを変えた直後だった。新しいフライで気をそそると言う様な、ハッチ・ザ・マッチとは明らかに違う、なんと言えば良いのか、こんな釣りもよく有る。






今日は雨が降ったり止んだりの天気で気分が盛り上がる様な釣り日和とは言えなかた。

橋の下流側で釣っていたS氏もそれほど満足できる釣りでは無かった様だ。

2009年6月14日日曜日

久し振りのCroton

土曜は久し振りにCroton River へ行って来た。

Crotonから、もう1時間程走ったコネチカットのHousatonic River に先ず行ってみたのだが、前日に土砂降りの雷雨でもあったのか、殆んど濁流だった。釣りに成らないのでCrotonへ戻って来た。

キャッツキルへ行こうとコネチカットへ行こうと、途中に在るCroton Riverは遠くの川のコンデションが悪い時のバックアップとして便利だ。

キャッツキルの有名な川へ行って全然釣れず、帰りにCrotonへ寄り、何匹か釣り、釣欲を幾らか満足させたという様な事が何度かあった。






Croton Riverは WestとEastの二つの支流があり両方ともダムのテールウオーターだが、West Branchは特に流れが安定していて、夏に他の川の水温が上がり釣りに成らない時でも、木々が川に覆い被さる冷たい流れの中で、静かな釣りが出来る。


今回はWest BranchのCroton Falls Roadの橋の上流側でライズしている、見たところ12~3インチの魚を20番のパラシュートで狙い、最初にフライにライズした時は口からフライがすっぽ抜けてしまったが、食い気が立っているのか同じフライにまた出て来て、釣り上げたら17インチはありそうな太ったブラウンだった。









そう言えば父親が12年位前にニューヨークに遊びに来た時にこの川に連れて行ったら、初めてのフライフィシングで結構大きなブラウンを釣って、えらく喜こんでいた。そんな事もあった、小さいけれどよく釣れる川だ。














2009年5月24日日曜日

連休のFarmington

レイバーデーが月曜で3日連休になった今週末の初日はFarmingtonへwifeと行って来た。

昼飯の後プールを見て回り、結局 最上流のBeaverプールで始めることにした。今週は釣り人が結構いて、写真のネオプレーンの男はルアーマンの一人と釣っている場所を邪魔したのしないので口論し始めた。この男は隣に立って釣り始めたwifeの前まで平気でラインを流してくるような奴だった。やたらに遠投して竿を振り回し、結局釣れずに上がって行った。
こういう奴は何処にも居る。







さて今回は3時頃からHendricksonのハッチが始まりコンパラダンを使ったが全然食わない。手持ちのコンパラダンが全部フライパッチ行きに成ったのでエマージャーに変えたら2匹釣れた。どう見てもエマージャーをセレクティブに食っている様には見えないし、先回釣れたコンパラダンが駄目なのはどうしてだろう。
私はハッチ・ザ・マッチの釣りは好きだがエキスパートではないので何とも言えない。が、フライに限らず選択支を沢山持っていた方が釣れる。当たり前だが。


2時間も釣っていると水が冷たいので、すっかり冷えきり、車に戻って休すんだ。もっと水の温かい所で釣りをしようと下流のChurchプールへ行くと、イブニングのライズが幾らか始まっているのでここで釣ることにした。


Churchプールは連休なのに意外と釣り人は少なかった。













ここはバックスペースが無いので深く立ち込まなければいけないが、もう冷たいのは御免なので岸辺でチョロチョロ釣っていた。今年から練習を始めたスペイキャストのまねごとをやってみたりした。










そしてwifeは今年初の魚を手にし、私は20番のパラシュートで17インチ弱のレインボーを1匹だけ釣った。さんざん走り回り、リールを鳴らしジャンプまでして楽しませてくれた。シーガー・ティペットのお蔭か。






wifeが岸辺にある立ち枯れの木の幹の中に、小鳥の巣を見つけた。覗くと5~6匹の雛が口を開けていた。

2009年5月18日月曜日

Hendricksonのハッチを釣る

今週もFarmingtonへ行って来た。天気予報では昼から晴れるはずだったが、結局一日中曇りで風の強い、うすら寒い一日だった。

先回はフェザントテールニンフとウーリーバッガーのドロッパーシステムで好い思いをしたので今回は試しに11.5フィート、#8のサーモン釣りの為に買ったセミ・ダブルハンドをこのシステムと一緒に使ってみたが、重くて疲れるだけでメリットはあまり無かった。先回の場所では何も釣れなかったが他の場所でレインボーとブラウンの12~3インチをフェザントテールニンフの方で釣った。


3時過ぎに上流のBeaverプールに行ってみるとライズが見られたので、ここで釣ることにした。最初は判らなかったが、暫くしてHendricksonのハッチと気が付きコンパラダンで釣れる様に成った。













Hendricksonのハッチも増えていき、計5~6匹釣った。全て12~3インチクラスだった。













今シーズンからシーガーのティペットを使い始めたが、これは噂どうりの強さだった。魚までの距離は10~15メートル、ラインをドリフトして20メートル以上先の魚を釣ったりもしたので、かなりの大合わせをしていたが合わせ切れを起こさない。7Xだが手で引っぱても簡単には切れない。お勧めだ。












プールの流れ込みでは(フロート・フィシング)で釣っている二人組がいた。この釣りは西海岸ではスチールヘッドの釣りで、かなりポピュラーらしいが初めて見た。フライの様なリールは抵抗なしで回転し、大きなウキの下に垂れ下がった餌か疑似餌が、モノフィラの糸をリールから引き出しながらドラッグフリーで流れて行くように成っている。彼らはよく釣れていた。









今週も先週に続いて5時頃に川の上空を下流から上流へ向かってゆっくり飛んで行くアメリカンイーグルの勇姿を見た。どうも彼の日課らしい。
もう一件、川の駐車スペースに車を止めて外に出たとたん小さな生き物がピョンピョンと跳ねながら私のわきを摺り抜けて行き、草むらの中でハタッと止まている。本人は死んだふりをしているつもりなのだろうか?リスのChipmunkかと思ったが、どうもネズミの一種らしい。足は細く小鳥の様な形をしている。家に有る動物の本で知らべたが判らない。

2009年5月11日月曜日

今年最初の川 Farmington


日曜日は今シーズン初の川釣りにFarmington Riverへ行って来た。





道中の景色は緑に溢れて2時間のドライブを厭きさせなかった。


川に着いて買ってきたサンドイッチで昼飯にした後、最上流の Beaver プールの駐車スペースで車のバンパーを岩にぶつけて、バンパーの右側が地面に落ちそうに垂れ下がってしまった。



この車には9年乗っているが、自分でぶつけて何処かを凹ましたり壊したりした事は全く無かったのでガクゼンとした。「俺も歳か?」

応急修理でバンパーを持ち上げて、何とか見られる状態に出来て、幾らか気分が落ち着いた。















さてハッチが無いので下流へ行って、川岸にピクニックテーブルの並んだWhittemoreプールの流れ込みで釣り始めた。











ウイリーバッガーにドロッパーで、14番ビーヘッドのフェザントテ-ルニンフを付けた仕掛けを使った。


瀬をウエットの様に流していると、沢山のHendricksonが水面上を盛んに飛んでいる。












そして最初に釣れたのが17インチのブラウンだった。








これで気分がいっきに好転した。
今年は幸先が好い。



それから15インチー上を2匹釣った。
ビーヘッドに1匹、ウーリーに2匹釣れた分けだ。
これはなかなか好い仕掛けだわい!

その後Hendricksonのハッチを釣りたくて(よその家の裏庭プール)へ行ったが夕方に成るにつれて風が強く成ってきたので、諦めて6時には川を上がった。


それでも満足の釣行だった。

2009年5月5日火曜日

Hendrickson

春先からソルトに入れ揚げていたらFarmington RiverではHendricksonの季節が始まていた。毎年このハッチは逃がしたくないシーズン最初のメジャーハッだ。Up Country Fly Shopのウエッブページでは、この虫のハッチが“Full swing”と言っている。自分の去年のBlogを見ると5月26日の記事にHendricksonのハッチを釣ったとあるから、まだまだ大丈夫だろう。

今週末に行きたいのでハッチマッチャーの三種の神器、クリップル、エマージャー、ダンを巻いた。ソルトのフライと違って割に簡単に巻けてしまう。またトラウト釣りは、行けば 大抵何匹かは釣れてボウズと言うことが少ない。メンタル的にもフィジカル的にもリラックス出来る。ソルトは、いずれにおいてもチャレンジという側面が強い。どちらの釣りも各々に面白味が在る訳だが。

新緑の季節、鮮やかな緑の森を走り抜けて釣り場へ向かうのは、其れだけでも楽しみだ。
週末、好い天気に成っておくれ!

2009年3月10日火曜日

Spey Rod Building 2

ガイドの取り付け面を決める一番悩ましい作業。目をつぶって感覚を信じて、思い切りよく。
ラッピング:老眼には糸を空き間無く巻くのは結構難しい。
ラッピングが完成。最期の二つのスネークガイドを付けずに、そこに大小のストリッピングガイドを付けている。これで竿を脇の下に挟んで両手で高速リトリーブする時にストリッピングガイドが脇の下に来てしまう、などという事が起こらない。ガイドが減ってリールから最初のガイドまで、かなりの間隔に成るが問題を感じた事は無い。
エポキシをラッピングに塗る。Color Preserverを使わなかったのでエポキシを塗るとラッピングが乾燥若布の様な色に成ってしまった。これはちょと失敗だった。
兎も角も完成した竿。乾燥若布のラッピングは新しいスカイラインGTのフロントグリルの様な意外感が有って、まあ悪く無いと思おう。

2009年3月1日日曜日

Spey Rod Building

去年の海釣りで、あまり好い結果が出なかったことから、タックルシステム全体を見直したり、スペイキャスティングを本格的に習得しようと考えている。それで釣りに幅ができて釣果に継がればと期待している。
今、使っている竿はパワーは比較的あるけれど大雑把な感じなので、もうひとクラス上の竿を探して、最初は天龍のK-bulletに目を付けていたけれど、Sageの最新、最強のTCXのSpey #10にしてしまった。高価なのでブランク・セットを購入して半額近くまで出費を押さえた。シーズン・オフをRod Buildingで楽しめるのは願ってもないことでもある。
これで締めて$590 パーツだけだと価値の在る物には見えない。さてうまく作れるかな?
リヤー・グリップの穴をヤスリで竿の太さまで広げる。小一時間かかった。
リヤー・グリップとリール・シートを接着剤でブランクに装着する。がたつかないようにテープで調整。
本グリップは長いので穴を広げるのにヤタラに時間がかかった。多分これが全体の作業の中で一番根気のいる作業だろう。
菜箸に紙ヤスリを巻いて道具を自作(大袈裟だね!)した。
それらしく完成したバット部分。ここ迄で週末を費やした。実はリール・シートを180゜違えて取り付けてしまったので Sageのサインが逆さになってしまった。が、後の祭り。